お城からやって来た使いの騎士さま。
表情が乏しく、一見冷たい態度に見えるが、 誤解されやすいのは彼も同じらしい。
世話が焼けると言いながら、イーリスのことが 放っておけないらしく、何かと手助けしてくれる。
『君が他の誰かに頼ることを許せるほど……、俺は寛容ではない』
お城の書庫を訪れたイーリスの前に現れた、 謎の青年。
美しい黒髪と女性を魅了する青い瞳の持ち主。 物腰が柔らかく、飄々とした印象を受ける。
『僕のこと、嫌いだなんて 言う唇は、唇で塞いでしまおうか』
錬金術を手伝ってくれる助手さん。 今では数が少なくなっているヴァンパイアの子孫。
子供時代に嫌な思い出があったらしく、 イーリス以外の人を毛嫌いする傾向にあり。
『貴女は、特別……。
貴女の為なら……はぁ……っ、俺、なんだって……』
愛らしい外見に反して、人付き合いが苦手。
錬金術に没頭するあまり、周囲には変わり者との レッテルを貼られている。
今回、一人前の錬金術師 だと師匠に証明できなければ、錬金術師として やっていくのは諦めろとまで言われてしまい…。
恋に、仕事に、試験にと、果敢に挑戦するはめに!
『私が必要なんだって… ずっと誰かに、認めて 欲しかっただけなのかも』
イーリスの錬金術の師匠様。 今は引退しているが、かつては王宮専属の錬金術師を 務めたこともある実力派。
錬金術のことになると厳しい一面を持ち、イーリスの ことを期待している一方で、
もし向いていないと判断 すれば、諦めるようにと厳しい条件を突きつけてくる。