狐の嫁入り
【審神者】 「気持ちが良い?」 【小狐丸】 「天にも昇る心地です」 「やはり、ぬしさまに毛並みを整えて貰うのが、一番です」 「どうぞ、ぬしさま。[間]これからも末永く、私の毛を整えて下さいませ」 【審神者】 「なんだか、プロポーズみたいだね……」 【小狐丸】 「ぬしさま、プロポーズとはなんですか?」 【審神者】 「えっと、その……婚姻の申し込みのこと……かなぁ」 説明してて、赤くなる。 【審神者】 (プロポーズみたいなんて、言わなければ良かった) |
特別な日に、特別な人と
【加州 清光】 「うん……。上出来。というか、予想以上で、反応に困る」 不安気に目を開けると、目の前には、少し照れたような顔の清光がいて……。 【審神者】 「変……じゃない?」 【加州 清光】 「だから、予想以上だってば。こんな可愛い子、俺は知らないよ」 【審神者】 「さすがにそれは、大袈裟じゃ……」 ここは島原。 きっと、お店には私なんかよりずっと女らしくて、綺麗な人がいっぱいいるに違いない。 【加州 清光】 「そんなに俺の言葉が信じられない?」 |
傍にある君へ
【審神者】 「光忠、ゃっ……恥ずかしい……」 【燭台切 光忠】 「そう……。僕も恥ずかしいかな」 とてもそうとは思えない落ち着いた声で、私を後ろから抱いた姿勢のまま、 髪から指の一本一本に至るまで、丁寧に洗っていく。 おかしな声を上げないよう必死で堪えていたものの……。 【審神者】 「光忠っ、そこは、私が……洗うから……っ」 身体中を石けんで泡立てた光忠が、太ももの狭間の奥まで洗おうとした時には、 さすがに声を上げる。 【燭台切 光忠】 「君には何もさせるつもりはないって、何度も言わなきゃ解らない?」 |
神さまに嫁入り
【審神者】 「あぁくぅ、んっ……!」 【三日月 宗近】 「初めてだと言うのに、こんな奥までずっぷりだ」 三日月は嬉しそうに微笑むと、 恥骨を太ももの裏に当たるようにぐりぐりと押しつけてきた。 【審神者】 「んっ、んっ、あぁぁ……苦しぃ……っ」 【三日月 宗近】 「すまんな。どうせ手に入れるなら、全てを犯さねば気がすまん」 「奥の方まで、しっかりと埋めてしまえば、もう、おぬしは俺のものだろ?」 三日月の瞳が細められ、恍惚と微笑む。 狂気を孕んだような危ういまでの美しい神さまが、これからは、私の夫になる。 現実からかけ離れているようで、繋がった熱い塊だけが、真実なのだと教えてくれた。 |